自毛植毛と育毛剤とカツラはどれが良い?【3大薄毛対策を徹底比較】
薄毛改善のための治療法として、現在のところ選択肢に挙げられる方法は『育毛剤』、『カツラ』、『自毛植毛』の3つです。
もちろん、他にも自毛に人工毛を結びつける『増毛法』や、人工毛を植える『人工毛植毛』のような方法もあります。しかし、それらの手法については、日本皮膚科学科が発行する『男性脱毛症型診療ガイドライン』においては、対策方法として列挙されていない、あるいはDランクの最低評価を受けているような手法のため、ここでは除外をさせて頂きます。
ちなみに、人工毛植毛は推奨度Dの評価を受けていますが、D評価とは『行わないように勧められる』と定義されている治療方法ですので、絶対に選んではいけません。その証拠にアメリカでは副作用の危険が高いことから、人工毛植毛は法律で禁止されています。
日本国内のクリニックの場合、本記事執筆時点では『ニドーシステム』のような大手クリニックも取り扱っていますが、今後はそのようなクリニックは減っていくように思われます※。
※ ニドーシステムクリニックの評価については、次の記事でも解説していますので、興味のある方はご覧になってみてください。
ニドーシステムクリニック植毛の評価と特徴【辛口採点してみた】
なお、冒頭で紹介した3つの対策については、どれも推奨度B以上の評価を受けている治療法のため、薄毛治療の選択肢として、取り入れるのはまっとうな考えと言えます。
そこで、以下ではそれら3つの手法について、コスト、手間、改善度などの面から比較していきます。それぞれのメリット、デメリットも紹介しますので、どの手法を薄毛改善方法として選ぶかを悩んでいる方は、ご参考にして頂ければ幸いです。
各手法の比較表
育毛剤、かつら、自毛植毛の各手法についての特徴をまとめた比較表が以下となります。育毛剤 | 自毛植毛 | かつら | |
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各クリニック | ![]() |
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改善できる効果 | ![]() |
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改善までの時間 | ![]() |
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1回(1個)あたりの費用 | ![]() |
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トータルコスト | ![]() |
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ケアの手間 | ![]() |
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メリット | 気軽に始められる。1回あたりの費用が安い | 1回手術をすれば、特に面倒なメンテナンスは必要無い。 | 好きな濃さ、長さにすることができる | デメリット | 効果に個人差がある。トータルコストが高い | 手術が必要 | トータルコストが高い。抜け毛を増長する可能性が高い |
総合評価 | ![]() (3.8点/5点満点中) |
![]() (4.7点/5点満点中) |
![]() (1.4点/5点満点中) |
※1 1000グラフト(約2000本)程度の手術の場合の料金です。
※2 追加で植毛することなく、1000グラフト程度の手術を1回だけ受けた場合のコストです。
表からお分かり頂けるように、3つの中で手間をかけずに薄毛改善に取り組むのでしたら『育毛剤』、高い効果と確実性を求める場合は『自毛植毛』を選ぶのが良いです
一方、『かつら』については一生使い続けるとなると、買い替えやメンテナンスのために数千万円から1億円くらいのお金が必要と言われているため、全くお勧めすることはできません。
なお、育毛剤については詐欺まがいの商品もたくさんありますので、より効果を実感したいのでしたら、次の記事で紹介している『ミノキシジル』や『フィナステリド』のような成分が配合されているものを使用するようにしましょう。
皮膚科学会に認められた育毛剤はミノキシジルとフィナステリドだけ
また、自毛植毛は自由診療であるため、各クリニックごと技術レベルも治療方法も異なります。次の記事では、それらを踏まえた上で、各自毛植毛クリニックの評価を掲載していますので、そちらも参考になれば幸いです。
各自毛植毛クリニックの評価まとめ【結局おすすめはどの病院なの?】
ぜひ、あなたにぴったりの治療法を見つけて、薄毛改善に取り組んでくださいね。