自毛植毛以外にAGAを治療できる外科手術のまとめ
ミノキシジルやフィナステリドを使っても効果を得られなかった人や、より高い効果を確実に得たい人には、自毛植毛手術が人気となっています。
手術は日帰り1回でOKな上に、人工毛植毛のようにメンテナンスや、植え直しが必要無いというの点が、多くの方の支持を集めている理由なのだと思います。たとえ1回の手術で数十万円の費用がかかったとしても、それ以降にお金がかからなければ、育毛剤を継続的に使うよりも安くいですからね。
例えば、ミノキシジルが配合されている大正製薬の『リアップx5』なんて、1本あたりの値段が約8000円します。1年間で約10万円、5年使えば50万円と驚くほど高額です。しかも、使ったからと言って髪が生えてくるとは限りません。
また、短期間で薄毛をカバーできる方法としては自毛植毛以外にカツラがありますが、実はカツラは高額商品で品質の良い製品は、1個20万円から30万円くらいします。しかも、予備も含めて最低2個は購入しなくてはいけないので、決して安い買い物ではありません。
そう考えると、AGA対策として自毛植毛を選ぶ方が増えているのも納得できます。実際、AGA治療の先進国のアメリカでは、年間に10万人以上の方が自毛植毛手術を受けていると言われていますからね。日本でも今後はさらに自毛植毛を受けられる方が増えていくでしょう。
では、AGA対策として自毛植毛以外に外科手術で治療する方法はあるのでしょうか?実は植毛以外にもいくつかの方法はあります。以下ではそれらの手法について解説をさせて頂きますので、興味のある方はぜひご覧になってくださいね。
自毛植毛以外のAGA治療の外科手術

1.フラップ法
フラップ法とは、側頭部の髪のある部分を活用する手術です。まず、側頭部の皮膚の1辺を残して、残りの3辺を切り取ります。そして、残した1辺を中心にぐるっと回転させて、前頭部の薄毛部分へ移植する手術方式です。短時間で高密度の植毛が可能というメリットがありますが、手術が失敗した場合には頭皮便が壊死して、植えた髪が全部抜けるという大きな欠点のある手法です。なお、フラップ法の詳細は次の記事で解説しています。
自毛植毛のフラップ法とは【メリットとデメリット】
2.スカルプリダクション法
スカルプリダクション法とは、薄毛になっている部分の皮膚を切り取って、その周囲を縫い合わせてハゲ化している面積を縮小する手法です。自毛植毛手術でドナー(移植する髪)の本数が少ない人にはメリットに感じる手法ですが、皮膚同士を強く引っ張り縫い合わせるために、毛の流れが不自然になるデメリットがあります。また、切り取る皮膚の大きさによっては、頭皮に目立つ傷が残ります。
3.人工毛植毛
合成繊維で作った髪を植える手術となります。日本では昔から行われていますが、頭皮の炎症、化膿、感染症のリスクが高い方法です。なお、アメリカでは副作用の危険が高いため、すでに法律で禁止されいます。日本ではいまだに実施しているクリニックがありますが、当サイトではお勧めできない手法となります。人工毛植毛の詳細は次の記事で解説していますので、詳細はそちらをご覧ください。
植毛をすると頭皮が炎症や化膿を起こす?【人工毛の危険性】
以上が、自毛植毛以外のAGA対策のための外科手術となります。
ご覧いただいたように、自毛植毛以外の外科手術は危険なデメリットがあるため、お勧めすることはできません。ですから、現在のところ外科手術でAGAの治療するなら、自毛植毛手術が最良の選択だと言えるでしょう。
なお、自毛植毛にはいくつかの方法がありますが、各手法の特徴やメリット・デメリットについては次の記事で解説しています。
【2014年・最新版】自毛植毛の各手法のメリット・デメリットまとめ