自毛植毛した髪の伸びるスピードは周りの毛と同じ?
薄毛対策で自毛植毛をされる方が、心配されることの多い内容で多いのが、『植えた髪が本当に自然に見えるのか?』ということです。
自分の後頭部の髪を植えるため、『髪質』についてはたしかに自然に見えるということは想像ができるかと思います。しかし、見た目が自然にみえるためには、『髪質』だけでなく、『髪の向き』、『濃さ』、『伸びるスピード』の項目も大切です。
なお、それら3つの項目の内で、『髪の向き』と『濃さ』については、手術の手法やお医者さんの技量に関わってくる部分になります。
例えば、FUT法のように植える髪を細かく株分けする手法を採用しているクリニックであれば、それらの2つの項目を満足させることができる可能性が高いです。ですから、FUT法が可能で自毛植毛の実績のあるクリニックが選ぶことができていれば、『髪の向き』と『濃さ』については、詳しく心配する必要は無いでしょう。
その点については、次の記事でも詳しく紹介していますので、興味のある方はそちらもご覧になってみてください。
自毛植毛した毛と周囲の髪とは違和感がないの?【バレるのが心配】
では、残りの1点の『伸びるスピード』については、どうなのでしょうか?周囲の髪と伸びるスピードがあきらかに、違った場合はばれる可能性がありますので心配ですよね。その点について、以下で詳しく解説させて頂きます。
植毛した毛の伸びるスピードは後頭部の髪と同じ

そもそも、植毛した髪が伸びるの?と心配される方がいますが、自毛植毛の場合は、植えた髪が生着してしまえば、その後は生えて、伸びて、抜けて、また生えてのヘアサイクルを繰り返します。ですから、その点については心配する必要ありません。
一度、髪が抜けて生えてこないのは、ナイロンやポリエステル製の髪を植え付ける『人工毛植毛』ですので、間違えないようにしてくださいね。なお、人工毛植毛については頭皮の炎症や化膿を発生する可能性が高く、感染症の危険がありますので、当サイトではお勧めしておりません。
もし、人工毛植毛を受けようと考えている方は、本当に受けても大丈夫なのかをもう一度じっくり検討してくださいね。アメリカでは法律でも、禁止されるくらい危険な手術です。人工毛植毛の危険性については、次の記事で詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。
植毛をすると頭皮が炎症や化膿を起こす?【人工毛の危険性】
では、自毛植毛した髪の伸びるスピードについてですが、植えた髪は『ドミードミナンス』と呼ばれる働きにより、元いた場所の性質を受け継ぐ特徴があります。そのため、植えた髪が伸びるスピードは後頭部にある髪と同じになるんですね。
ですから、毛の伸びるスピードについては周囲と違和感を感じることは、まず無いでしょう。また、先ほども書いたように、一度生着すれば生えて、抜けて、また生えてを繰り返しますので、一度手術をすればそれ以降はメンテナンスの必要ありません。
たしかに、1回の手術費用は育毛剤と比べると高いかもしれませんが、その後に植え直しのようなメンテナンスの費用が無いことや、プールや運動も好きなようにできることを考えると、値段以上の価値は十分にある手術と言えます。