自毛植毛後に植えた髪はずっと黒いまま?それとも白髪化するの?
自毛植毛をこれから始めようという方にとって、気になることの1つが、『仕上がりの自然さ』では無いでしょうか?いくら髪の毛を植えて、フサフサになっても植えた部分に少しでも違和感をあると、「もしかしたら、周囲に笑われているのではないか」とずっと心配をしなくてはいけませんからね。
なお、自然さを出すためのポイントは周囲の髪に対して違和感がないかどうかです。そして、それを決定づけるのが、髪の密度、向き、色の3つのポイントとなります。
それらの内で、髪の密度、向きについては、『FUT法』、『FUE法』あるいは『アルタス(ARTAS)植毛』であれば、満足のいく仕上がりになる可能性が高いと言えます。なぜなら、それらの植毛は毛包単位(フォリキュラーユニット)という、こまかな株で植えつけ作業を行うため、密度の濃くしやすいんですね。
さらに頭皮へスリット(髪を植えるための切り込み)を入れるのも、植え付けもすべて手作業で行うので、周囲の髪に合わせた自然な植え付けが可能となります。なお、各植毛法の特徴とそれぞれの評価については、次のページで解説していますので、興味のある方はご覧になってください。
【2014年・最新版】自毛植毛の各手法のメリット・デメリットまとめ
つまり、先ほど列挙した違和感を出さないための3つのポイントの内で、『髪の密度』、『向き』の2つの項目については、満たすことができます。では、残り1つの項目である『髪の色』については、どうなのでしょうか?
周囲の髪が白髪で白色になっているのに、植毛した髪だけが色が変化せずに、いつまでも黒々しいままだったら、明らかにおかしく感じますよね。
ですが、その点についても心配をする必要はありません。なぜなら、周囲の髪が白髪化する頃には、植えた髪も白髪になっているか、もうすぐ白髪になる段階のはずだからです。
では、どうして、そのようなことが起こるかというと、植毛した髪もあなた自身の髪であり、その特性をそのまま持ち続けるからなんですね。
この性質を『ドミードミナンス』と呼ぶのですが、その影響で植えた髪は元々あった後頭部が白髪になるタイミングで、同じように白髪になっていきます。ですから、周囲に元々ある髪の中にあっても自然に見えるようになるわけです。つまり、植えた髪がいつまでも黒く残っていることはありませんので、その点については心配をする必要は無いでしょう。
ただし、自然な植え付けができるかどうかは、クリニックが実施している手術方式とお医者さんの腕前も重要になってきます。ですから、クリニックを選ぶ際には手術を豊富に行っており、実績のある病院を選ぶようにしてください。当サイトでもお勧めのクリニックや、その選び方を紹介していますので、お時間があるときにそちらもご覧頂ければ幸いです。