夏に自毛植毛をすると、髪が抜けやすいから失敗するって本当?
自毛植毛の手術自体は、お医者さんに任せきりになるため、手術中に患者さんができることはありません。手術の間はリラックスをして、休んでいれば良いだけということになります。。ドナー(植える髪)の採取も、毛を植える作業も局部麻酔をかけて行うため、手術中に痛みを感じるようなことも、まず無いですからね。
つまり、手術中はお医者さんを信頼して、任せるしかありません。しかし、手術後に関しては患者さんがどのようにケアをするかがとても重要です。術後一週間の過ごし方で、髪の定着率は大きく変わってきますからね。
例えば、次の記事で紹介したように、術後2週間は髪の生着率を高めるため、シャワーで頭ゴシゴシ洗うことをしてはいけません。
自毛植毛後はいつからシャワーや入浴ができるのか?
それを守れる人と、守れない人とでは術後に髪が生着して、発毛をするかがどうかが大きく変わってくるわけです。そして、上述した内容のことをお伝えすると、次のような疑問を感じる方もいらっしゃると思います。
「でも、シャワーでゴシゴシ洗うのがダメだったら、汗をたくさんかくこともいけないんじゃないの?例えば、夏に手術を受けると、汗がたくさん出るから、それで植毛した毛が抜けやすくなると思うんだけど」
たしかに、夏とその他の季節では頭皮にかく汗の量が、大きく変わってきますので、そのようなな心配されるのは、ごもっともかと思います。
しかし、夏にかく汗の量については、特に心配をする必要は無いです。もし、それが原因で発毛率が下がるのだとしたら、熱帯地方や南国で行われている発毛手術は、生着率が低いことになります。ですが、そのようなデータや論文は私の知る限り、公開されていません。ですから、汗をたくさんかく夏に植毛手術を受けても全く問題無いと言えるでしょう。
また、それに関連するお話しですが、植毛手術を受ける方のほとんどは30代、40代のサラリーマンの方達です。そして、その方達の多くは夏休みやお盆休みのように、まとまった休暇のとれる8月に植毛を受けるケースが多いんですね。いわば、最も汗のかく時期に、多くの人が手術をしていることになります。
それに、植毛後すぐにゴシゴシと頭を洗ってはいけないのは、指の摩擦による抜け毛を心配してのことです。そのため、季節による汗の量の差については、特に心配する必要ありません。ですから、あなたが希望する時期に、手術を受ければ良いですよ。
なお、先ほど書いたように、社会人と大学生の連休が重なる5月(ゴールデンウィーク)、8月(お盆休み・夏休み)は、特に植毛手術を希望する患者さんが増えます。ですので、その時期に手術を希望している方は、できるだけ早いうちに無料カウンセリングで、お医者さんに相談をされてくださいね。