自毛植毛は薄毛でも効果はあるの?【広範囲をカバーできる手法】
自毛植毛をしようと考えている方は、少なからず現在薄毛であることに悩んでいるはずです。今はフサフサの髪があるけれど、将来のために自毛植毛に取り組もうなんて人はほとんどいないと思います。そのような方は治療よりも予防の側面が強い育毛剤や薬用シャンプーを手にされることを考えるでしょう。
昔は育毛剤と言えば、詐欺に近い商品が多かったですが、最近ではミノキシジルやプロペシア(フィナステリド)のような医学的にも効果が認められている育毛剤が開発されていますからね。それらのような育毛剤でしたら、使用する方にも安心感がありますし、継続的に使えば効果が出る人も現われてきます。
しかし、先ほども書いたようにミノキシジルやプロぺシアはあくまでも、予防の側面が強いです。ですから、薄毛になり始めた段階でしたら、大きな効果を期待できるかもしれませんが、薄毛が進行して地肌が透けて見える状態になっている場合は改善が難しいケースがほとんどです。
そして、そのような人達の多くが、現在薄毛として選んでいる対策が自毛植毛法となります。また、自毛植毛法にはいくつかの手法があるのですが、FUT法のような手法でしたら、『髪の定着率の高さ』、『見え方の自然さ』、『髪の密度の濃さ』の全ての面から高く評価することができます。
なお、FUT法を含む各手法の特徴と評価については、次のページで解説していますので、そちらをご覧になってみてください。
【2014年・最新版】自毛植毛の各手法のメリット・デメリットまとめ
しかし、自毛植毛のような手法は、薄毛が進行している方にとっても本つに効果がある手法なのでしょうか?いくら、良い手法であっても薄毛が進んでいる方に効果の無い手法でしたら、意味がありませんからね。その点については、以下で解説させて頂きます。
自毛植毛は男性型脱毛症の対策に適した手法

先ほどの問いについての回答ですが、もしあなたの薄毛が男性型脱毛症(AGA)のような遺伝的な脱毛が原因で進行しているなら、効果のある手法と言えます。
男性型脱毛症の特徴は、生え際と頭頂部の髪が抜けおちることです。しかし、後頭部や側頭部の髪はたくさん残っています。自毛植毛法とはそのフサフサに残っている部分の髪を、頭頂部や生え際に再分配する手術です。そのため、遺伝的に薄毛が進行している人ほど、大きな変化を期待することができるわけです。
そのため、日本皮膚科学会は発行している男性型脱毛症の診療ガイドラインにも、ミノキシジルやフィナステリドが効果の無かったときの手段として、自毛植毛法が紹介されています。
また、生え際と頭頂部が薄毛になっている場合、後頭部や側頭部の髪だけではカバーしきれないと感じる方もいるかもしれませんが、後頭部の頭皮にゆとりがある人の場合、1万3千本程度の毛の移植が可能となります。日本人の髪の平均本数は約10万本となりますので約8分の1です。
FUT法ような自毛植毛手術の場合、植える髪の向きや位置、密度を調整しやすいですから、それだけの本数を移植できれば、広範囲の薄毛をカバーできます。ですから、薄毛が進行している方にとっても、自毛植毛法は効果を期待できる手術です。
ただし、各クリニックごとに手術方式が異なるため、どのクリニックで植毛手術を受けるかがとても重要になってきます。ですから植毛で失敗したくない方は、クリニック選びには注意をするようにしてくださいね。当サイトでも植毛手術で失敗しないためのクリニックの選び方を紹介していますので、そちらもご参考にしていただければ幸いです。
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