自毛植毛した髪が生えてくるまでには、どのくらいの時間が必要?
自然に髪が生えてくるために、周囲からばれずに前頭部と頭頂部の髪を濃くする方法として、現在人気となっている薄毛対策が自毛植毛法です。
また、『単純に人気があるだけ』のカッコだけの手法ではなく、日本皮膚科学会のような実績のある機関からも推奨されているAGA対策手法ですので、今後も多くの方が手術を受けることが想像できます。
実際、AGA治療の先進国のアメリカでは、ミノキシジルやフィナステリドのような育毛剤とおなじくらいに、自毛植毛でAGA対策が主流になりつつあるというのが現状です。その証拠に2010年にアメリカで自毛植毛手術を受けた方は、10万人以上もいます※。
※ アメリカでの自毛植毛手術を受けた人数については、次の記事で詳しく紹介しています。
AGA対策で自毛植毛の手術を受ける人数はどのくらい?
では、自然に生えてくるため、周囲から手術したことが分かりにくいと言われている『自毛植毛法』ですが、髪が生えるまでにはどのくらいの時間が必要なのでしょうか?
やはり、手術をする前にはその点はしっかりと知っておきたいですよね。そこで、以下では植毛した髪がしっかりと生えてくるまでに、必要となる期間やどのように髪が生えてくるのかについてご紹介します。
髪が生えるまでには約半年の期間が必要

結論から言うと、植えた髪が生えるまでには植毛手術をしてから約半年の期間が必要となります。
『えっ、どうして、そんなに時間がかかるの?髪を植えただけなんだから、次の日から伸び始めてくるわけじゃないの?』
実は自毛植毛の場合は、植えた髪は手術を終えてから、数週間から1ヵ月程度の間に一度抜けおちてしまうんですね。ただ、たとえ抜けたとしても、ほとんどの毛は時間が経てば、その部分から生えてきますので安心をしてください。
植えた髪が一度抜ける理由については、『髪が植えなおされた時点で毛乳頭へ供給される血液の流れが変わるために、ヘアサイクルが休止期に入るから』と言われています。そして、休止期で抜け落ちた髪は、ヘアサイクルの流れにそえば、次に成長期へと進むために、抜けてもまた髪が生えてくるわけです。
そして、その休止期の期間である(約2ヶ月から3ヶ月)の期間を過ぎない限り、抜けた髪が生えてこないという訳です。また、生えてすぐの間は毛自体のサイズが細い産毛の状態のため、ボリュームアップした感じは得られないので、しっかりと濃くなったと感じるまでは、半年程度の時間が必要になってしまいます。
ただ、時間がかかるということには、大きなメリットもあります。それは、ゆっくりと徐々にボリュームをアップしていくてために、より自然に髪が増えているように感じるという点です。
脳科学者の茂木健一郎さんも、人間はゆっくりと変化するもには気付くことが難しいとおっしゃっていましたので、自毛植毛の場合には、髪が濃くなったことには気付かれなくいでしょう。
そのような理由から、自毛植毛は周囲にばれる可能性の少ないというメリットもある手術と言えます。
時間がかかるのは待ち遠しいかと思いますが、その分生えそろったときの喜びも大きいです。ですから、気長に構えて髪がボリュームアップしていく様子を楽しんでくださいね。
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