自毛植毛で植えた髪は抜けないってウソ・本当?
自毛植毛をしようと考えている人のほとんどが、今のご自身の生え際や頭頂部の髪が抜けて、薄毛になっていること悩んでいるはずです。今髪がフサフサにある状態なのに、『もしも将来禿げたら嫌だから、髪の毛がフサフサな今の内から、植毛手術をしよう』なんて考える人はいないでしょう。
おそらくフサフサな方で、将来薄毛になるのを予防したい方は、自毛植毛手術をするよりも手軽にAGA対策ができる、ミノキシジルやプロペシアのような育毛剤を活用するのが一般的ですからね。
また、中には副作用の心配があるから、ミノキシジルやプロペシアのような医薬品の製品を使わずに、作用の穏やかな医薬部外品の育毛剤も選ばれる方もいらっしゃると思います。例えば、ブブカやポリピュアEXのような育毛剤です(下記画像)。
つまり、自毛植毛をしようと考えている方のほとんどが、現在進行形で髪が抜け落ちて薄毛で悩んでいる方がほとんどと言えます。そして、そのような経験から、自毛植毛をする人のほとんどが『毛を植えても、どうせまた抜けるんじゃないの・・・・』ということを心配されます。
しかし、それは誤った考えです。実は、自毛植毛の場合は、植えた髪は脱毛ホルモンの影響を受けにくいという特徴があるんですね。その点について、以下に詳しく解説をさせて頂きます。
ドミードミナンスのため植えた毛は抜けない

FUT法やFUE法のような、最先端の自毛植毛法では、自分の後頭部や側頭部の毛を、薄くなっている生え際や頭頂部に植えてきます。そして、ここが重要なポイントなのですが、後頭部や側頭部の髪というのは、脱毛ホルモン『ジヒドロテストステロン(DHT)』の影響をほとんど受けません。
ですから、頭頂部と生え際がツルツルに禿げあがっている人も、後頭部や側頭部は髪が残っているんですね。サザエさんに登場する波平さんなんかは、まさにそのような状態になっています。

そして、脱毛ホルモンの影響を受けにくい後頭部の毛を、生え際に移植すると、植えられた髪は元々あった場所と似た性質を持つんですね。これを『ドミードミナンス』や『ドミードミナント』と呼びます。
つまり、植毛された髪は前頭部や頭頂部に植えられても、脱毛ホルモンの影響を受けにくいため、すぐに抜けてなくなったりせずに、長期間そこに生存するわけです。
以上が自毛植毛で植えられた髪が抜けない理由となります。
植えた髪が抜けにくいというのは、今薄毛に悩んでいる方にとっては大きなメリットです。やはり、朝起きたとに大量の毛が枕についていたり、シャンプーをするたびにたくさんの髪が抜けていくのは、見ているだけで不安になりますからね^^;
なお、自毛植毛法のなかでも現時点で最先端の手法と言われている『FUT法』について、その治療の手順を次のページで解説していますので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。
【2014年・最新版】FUT法での自毛植毛手術の流れ
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