AGA対策で自毛植毛の手術を受ける人数はどのくらい?
男性型脱毛症の治療と言えば、日本国内では育毛剤や薬用シャンプーを活用した対策が主流となっています。本当に効果があるのか分からない育毛剤を使うことは論外でしょうが、最近ではミノキシジルが配合されたロゲインやリアップx5のような育毛剤が開発されたおかげで、それらの治療でもある程度の効果は望めるようになりました。
それに、ロゲインに配合されるミノキシジルはアメリカのFDAや、日本皮膚科学会でも薄毛改善のための治療薬として、効果を認められている育毛剤ですからね。そのように手軽に手に入れることができること、実績のある機関に推奨されていることが人気となっている理由だと思います。
そして、同様の理由から内服タイプの育毛剤のプロペシア(成分:フィナステリド)も、現在多くの方に支持されている薬です。
たしかに、それらの治療薬は手軽に購入できるため活用はしやすいと言えます。しかし、注意をしなくてはいけないのが、それらは決して万人に効果がでる訳ではないことです。ミノキシジルやプロペシアを使ったとしても、薄毛改善の効果があらわれない方は当然いらっしゃいます。
さらに言わせて頂くと、育毛剤である以上に劇的な効果を期待することは難しいです。使う目的も『フサフサにする』というよりは、『今ある髪が無くなるのを予防する』ようなイメージと言えます。ですから、目に見て分かるくらいにフサフサへ変化をしたいなら、それらの育毛剤では難しいでしょう。
そして、そのように劇的に薄毛を改善したい人から、最近になり多くの支持を集めているのが『自毛植毛』という方法です。
自毛植毛とは、脱毛ホルモン『ジヒドロテストステロン(DHT)』の影響を受けにくい後頭部や側頭部の髪を、薄くなりやすい前頭部や頭頂部へと、再配分する移植手術のことです※。
※自毛植毛の方法の中でも、最先端の手法と言われている『FUT法』の特徴やメリット・デメリットについては、次の記事で詳しく解説していますので、そちらをご覧になってください。
自毛植毛のFUT法とは【よくわかるメリットとデメリット】
自毛植毛の場合は、今ある髪を薄くなった場所へと移植するわけですから、薄毛を劇的に変化をさせるという意味では理想をかなえる手法といえるでしょう。
では、その自毛植毛を受ける方は、1年の内にどのくらいいるのでしょうか?
AGA治療の先進国であるアメリカの2010年のデータですが、およそ10万人以上の方が植毛手術を受けているデータがあります。なお、日本を含むアジア地域でも9万人以上の人が手術を受けていますので、人気となっている手術であることを分かって頂けるはずです。
それに自毛植毛は、日本皮膚科学会でもミノキシジルやフィナステリド(商品名:プロペシア)で満足いく効果が得られなかったときに、対策として推奨されている手法ですので、今後もどんどん治療を受ける人が増えてくるでしょう。
なお、自毛植毛にはいくつかの手法があるのですが、それぞれの特徴はメリット・デメリットについては、次の記事で比較表を使って解説していますので、よろしければご参考にしてくださいね。
【2014年・最新版】自毛植毛の各手法のメリット・デメリットまとめ
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