自毛植毛のFUT法とは【よくわかるメリットとデメリット】
自毛植毛にはいくつか方法がありますが、それらの中でも『濃さ』、『仕上がりの自然さ』、『植えた髪の生着率の高さ』の3つの面から最高クラスと言われている方式が『FUT法(フォリキュラー・ユニット・トランスプランテーション)』です。
では、そのFUT法とはどのような植毛方法なのでしょうか?
こちらのページでは、FUT方法を詳しく知ってもらうために、その特徴、メリット、デメリット、向いていない人、おすすめする人を詳しく解説させて頂きます。AGA治療を改善させるための手段として、自毛植毛を検討している方には参考になる内容ですので、ぜひご覧になってみてください。
FUT法の特徴
一般的に自毛植毛とは、脱毛ホルモン『ジヒドロテストステロン(DHT)』の影響で抜け毛発生しにくい後頭部や側頭部の髪を、薄毛が進行している生え際や頭頂部に植える薄毛改善のための手術です。その自毛植毛方法の1つである『FUT法』の特徴は、後頭部や側頭部から切り取った毛を1本単位で植えるのではなく、毛穴単位(フォリキュラー・ユニット)で植えることになります。
意外に知られてない事実なのですが、私たちの髪は1つ毛穴から1本ずつ毛が出ている訳ではありません。髪が1本しか出てない毛穴もあれば、2本、3本と髪が出ている毛穴もあるんですね。
そして、FUT法ではその毛穴単位で髪を移植していくために、より自然な仕上がりを実現することができます。なお、この移植する1つの毛穴単位のことは、株やグラフトと呼びます。
AGAクリニックの公式サイトで植毛価格を見ると、1000グラフトで○○円という表示をチェックすることができますが、そのグラフトは毛穴1つ分のことを表しているわけです(下記画像は湘南美容外科のFUT法の費用)。

また、FUT法では移植する髪を毛穴単位に細分化して、植え付けることができるため、濃さを実現するために、密度の高い植え付けも容易に実現することが可能です。さらに、毛穴ごと植え付けをするために、植毛後に生着する確率が高く、その数値は約95%となります。
以上のような理由から、『自然な仕上がり』、『濃さ』、『生着率の高さ』の全てを実現したい方には、FUT法はお勧めできる植毛方法と言えます。
デメリットと向いていない人
デメリット
- 電子顕微鏡のような高額な設備が必要
- 手作業で植え付けを行うため手術に時間がかかる
- 植え付けが手作業のため、施術する人の技術に左右される
おすすめしない人
- 1時間以内の短時間で手術を終えたい人
- 自毛植毛よりも人工毛植毛をしたい人
- とにかく安く植毛をしたい人
メリットとおすすめする人
メリット
- 生着率が約95%と高い
- 自然な仕上がりのため、理想の状態に近づけやすい
- 高密度な植え付けが可能なため、濃さを出しやすい
おすすめする人
- 自然な仕上がりを実現したい人
- 濃さがしっかりと出る植毛をしたい人
- 多少の費用がかかっても、生着率の高い植毛を受けたい人
以上が自毛植毛のFUT法の特徴紹介となります。
記事中でも紹介したように、本記事執筆時点では仕上がりの自然さ、濃さ、生着率の高さから、最もお勧めできる自毛植毛方法が『FUT法』です。実際、植毛先進国のアメリカではほとんどのクリニックで、FUT法が採用されています。
しかし、施術を行うためには、電子顕微鏡の高価な設備が必要なため、日本国内では『湘南美容外科クリニック』、『紀尾井町クリニック』のような限られたクリニックでしが施術を行われていないのが残念です。
実際、FUT法で手術を受けたいという理由から、それらのクリニックには多くの患者さんが地方からも訪れています。ニーズの高い手術ですが、全国各地でFUT法の手術を受けられるようになるためには、もう少し時間がかかりそうですね。
なお、FUT法の手術が受けられる『湘南美容外科クリニック』、『紀尾井町クリニック』は、現時点ではどちらもが無料カウンセリングを受けることができますので、興味のある方はご相談をされてみてください。
※ それぞれのクリニックの詳細な特徴やメリットやデメリットは以下で解説しています。
湘南美容外科の評価と特徴【自毛植毛クリニック徹底レビュー】
紀尾井町クリニックの評価と特徴【自毛植毛専門の実力は?】
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