自毛植毛の傷を目立たないようにしたいならトリコフィティック縫合法
自毛植毛には、さまざまな方法が存在しますが、その中でも『植毛する髪の濃さ』、『植毛した後の自然さ』、『生着率の高さ』の面から総合的に優れているのは、『FUT法』と呼ばれる手法です。
FUT法の詳細については、次の記事で詳しく紹介していますので、興味のある方はそちらをご覧になってみてください。
⇒ 自毛植毛のFUT法とは【よくわかるメリットとデメリット】
そのようなメリットの大きい手法のため、植毛先進国のアメリカではFUT方が最先端の植毛法という評価を受けており、ほとんどのクリニックでこの手法が採用されています。
ただし、植毛する髪を株分けする際に高額な電子顕微鏡が必要となるため、現在のところ日本国内では限られたクリニックでしか行われていません。日本ではいまだに髪を1本ずつ植え付ける単一植毛法が広く行われていますからね。なお、単一植毛法は、生着率がそれほど高くないことから、当サイトではお勧めできない手法です。
そのようにメリットの高いFUT法ですが、メリットばかりという訳ではありません。メリットもあれば、当然デメリットもあります。そして、そのデメリットというのが、髪を採取する箇所を縫うため、傷跡が残ってしまうことです。
傷幅は小さいですから、髪を伸ばせば隠すことはできますが、それでも短髪にすれば目立ちますし、傷跡が残ること自体を不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。やはり、親からもらった大切な体に傷がつくのは、誰しもが嫌なことですからね。
しかし、最近になりそのデメリットを解消する縫合法を採用するクリニックが、少しずつ登場しています。その縫合法というのは、『トリコフィティック縫合法』と呼ばれるものです。
トリコフィティック縫合法では、髪を採取した場所を傷跡を縫う際に、傷の下縁表皮に、上縁の表皮をかぶせるようにして縫い合わせる縫合法です。この手法の優れている点は、傷跡が治った後で、傷痕から毛が生えてくる点となります。そのため、縫合した跡がほとんど分からなくなるんですね。
そうなるとよっぽど直視しない限り、毛の下にある傷跡には気付くことはありません。もちろん、縫う傷の大きさや頭皮の皮膚の張り具合により、結果には個人差がありますが、傷跡を分からなくしたい方には、ぴったりの縫合法と言えます。
そのように、目立たない縫合法で傷跡の処置をしてくれるクリニックも現在では存在しています。ですから、FUT法で自毛植毛をしたいけど、傷跡が目立つの不安と言う方は、トリコフィティック縫合法を採用しているクリニックで植毛をするのようにしましょう。
たとえば、『湘南美容外科クリニック』や『紀尾井町クリニック』では、現在のところトリコフィティック縫合法で手術をできるお医者さんがいらっしゃいます。どちらのクリニックも無料カウンセリングが可能ですので、興味のある方は一度ご相談をされてみてくださいね。
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