自毛植毛のメガセッションとは【1回で1500株以上の植毛ができる】
自毛植毛法には、さまざまな方法があり、当サイトでもそれらの内で代表的な『FUT法』、『FUE法』、『ロボット植毛』について、詳しくご紹介してきました。
■参考記事
1.自毛植毛のFUT法とは【よくわかるメリットとデメリット】
2.自毛植毛のFUE法とは【切らない手術のメリットとデメリット】
3.ロボット植毛とは【ARTASのメリットとデメリット】
それらの方法の中には髪を採取する作業にARTAS(アルタス)というマシンを活用した、ロボット植毛というものもあります。しかし、ロボット植毛を含めて、現在ほとんどのクリニックで行われている手術では、髪の植え付けをお医者さんが手作業で1株(グラフト※1)ずつ、あるいは1本ずつ植え付けていきます。
※1 FUT法のような人気の植毛法では、髪を1本ずつ植え付けていくのではなく、毛穴単位で植毛をしていくんですね。そして、その毛穴単位で分けられたドナー(採取された毛)を株やグラフトと呼びます。
そのように現在のほとんど自毛植毛では、植え付け人間の手で作業を行うため、1回あたりの植毛本数が少なくなるというデメリットがありました。やはり、お医者さん1人の手で行う以上は作業スピードに限界がありますから。
しかし、最近では1回で1500株以上の植毛が可能なクリニックが、欧米や日本の一部でも登場しているんですね。株数が1500だとしたら、髪に本数ならおよそ3000本ですし、もし2000株の植毛をするなら、本数は4000本くらいになります。
そして、1回で1500株以上の植え付けを行う自毛植毛のメガセッションと呼びます。
一度にそれだけの髪を植えることができれば、1回だけの手術で満足のいくボリュームと濃さを出すことが出来る方も大勢出てくるため、メガセッションは手術を受ける方にとってはメリットの大きい方式です。
やはり、何度も手術も受けるのは手間ですし、そのたびにドナー(移植する髪)を採取する場所に、メスで傷をつけて縫う行為は、いくら傷跡は目立たない傷とは言え、良い気持ちがしません。
では、どうしてそのような大量植毛が可能になったのでしょうか?
その答えは、医者1人で手術を行うのではなく、専門スタッフ数名と連携して手術を行う方式を取るようにしたからです。自毛植毛は外科手術の1つですから、そもそも1人で行うには負担の大きい作業です。そのため、複数名で作業を行うのは理にかなった方式と言えます。
ただし、自毛植毛を行っているクリニックの中でも、自毛植毛に詳しい専門のスタッフが複数名いる医院は現時点ではごくわずかです。そのため、日本国内でメガセッションができるクリニックというのは限られてきます。
ですから、あなたが1回の手術で1500株以上を植え付けるメガセッションを希望するなら、それが可能なクリニックに相談をするようにしましょう。
例えば、『紀尾井町クリニック』や『湘南美容外科クリニック』のようなクリニックでしたら、メガセッションの植毛を受けることが可能です。なお、現在のところ、どちらのクリニックでも無料カウンセリングは可能ですから、興味のある方は一度ご相談をされてみてくださいね。
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