【最新版】自毛植毛後に起こる症状や副作用のまとめ
自毛植毛の手術を受ければ、気になっていた生え際や頭頂部の薄毛が目立なくなるのは分かっていても、植毛をする決断をできずにいらっしゃる方は少なくないと思います。そして、その大きな理由となっているのが、術後の副作用が心配ということでしょう。
たしかに、FUT法の自毛植毛の場合は頭皮にメスを入れる手術ですし、髪を採取した箇所は縫合もしますので、心配される気持ちはよく分かります。また、メスを使わない、縫わない手術のFUE法のような手法もありますが、その場合でも頭皮の毛を植える場所には、浅い切り込みを入れるため、心配は変わらないはずです。
それに、最近はレーシックのような視力回復手術でも、術後に視力が落ちるという症例が報告されていますので、手術に対する副作用が心配になるのは当然だと思います。
そこで、こちらのページでは自毛植毛の手術後に確認されている副作用とその特徴、起こりやすい時期を解説します。副作用が心配になっている方には、かなり参考になる内容ですので、自毛植毛を検討している方はぜひご覧になってみてください。
自毛植毛の術後に起こる可能性のある副作用
1.痛み
起きやすい時期:手術の翌日から2日目髪を採取して、縫合した後頭部に軽く痛みを感じる場合があります。ほとんどクリニックでは、術後に鎮痛薬を処方されてますので、それを飲めば解消できるはずです。痛みの症状が出る患者さんは手術をした内の半数程度と言われています。なお、痛みは1週間程度で解消するケースがほとんどです。
2.出血
起きやすい時期:手術当日から翌日縫合した箇所に少しの出血(血がにじむくらい)が起こるケースがありますが、タオルで軽くおさえてやれば止まります。
3.吐き気
起きやすい時期:手術当日手術に使用した麻酔の影響で、気分が悪くなったり、吐き気をもよおす方がまれにいます。ただし、ほとんどの場合は、翌日になるとおさまります。
4.しびれ
起きやすい時期:術後の数週間から半年植毛した部分に一時的にしびれを感じたり、頭皮の感覚が鈍くなる場合があります。ほとんどの場合は、半年程度で収まります。
5.しゃっくり
起きやすい時期:手術の翌日から2日後手術の翌日から2日後くらいに、しゃっくりが起こる場合があります。たいていは数日以内に収まりますが、しゃっくりをしていると食事ができない、眠ることが難しい方は、しゃっくりを抑える薬を処方してもらうようにしましょう。
6.かゆみ
起きやすい時期:手術の数日後から1ヵ月縫合した箇所にかゆみを感じる場合があります。手術後2週間程度すれば、指でこすり洗いをするシャンプーをできるようになりますので、その時期になるとかゆみは徐々に和らいできます。
7.まぶたの腫れ
起きやすい時期:手術翌日から1週間自毛植毛の手術で、最も起きやすいとされているのが、まぶたの腫れの副作用です。原因は手術で使う麻酔薬が、寝ている間にまぶたに周辺に付着することと言われています。腫れのピークは手術後の4日目で、そこから徐々に腫れは引き、1週間程度で自然に解消されます。
8.吹き出物
起きやすい時期:数週間から数ヶ月手術後しばらくしてから、ニキビ状の吹き出物ができることがあります。植毛をしたことが直接的な原因とは限りませんが、吹きでものが出来ることは、頭皮にとってはよくありませんので、お医者さんに薬を処方してもらうようにしましょう。
9.抜け毛
起きやすい時期:1ヵ月から4ヶ月植毛後1ヵ月から4ヶ月ほどして、植えた髪が抜けるケースがあります。しかし、この脱毛は一時的なものであり、半年ほどすれば同じ場所から髪が生えてきます。
10.ショックロス
起きやすい時期:術後:1ヵ月から2ヶ月植毛した患者さんの中にはわずかですが、植毛した髪の周囲の髪が抜ける現象が起こるケースがあります。この現象がショックロスと呼ばれるものです。ショックロスで抜けるのは、一時的脱毛のケースが多く、抜けた髪のほとんどが3~4ヶ月すれば再び髪は生えてきます。
なお、副作用の中でも気になる方が多い、ショックロスについては、次の記事で詳しく紹介していますので、よろしければそちらもご覧になってください。
自毛植毛の副作用ショックロスとは【原因と予防方法】
以上が自毛植毛の手術後に起こる可能性のある副作用です。
もちろん、発生する確率やその程度には個人差がありますので、全く何も起こらない人もいらっしゃいます。ただし、事前にどのようなことが起こる可能性があるのかを知っておけば、いざ症状が出たときにも落ち着いて対処することができますので、ぜひ紹介した内容は頭の片隅に置いていてくださいね。
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