かつらを被る6つデメリットまとめ@それでもあなたは付けますか?
男性型脱毛症(AGA)の治療薬として、ミノキシジル(商品名:ロゲイン)とフィナステリド(商品名:プロペシア)の2つが開発されたおかげで、薬で薄毛を改善できる方が少しずつ増えてきました。
しかし、どんなに優れた薬であっても、使う人全員に効果のあるものは存在しません。ミノキシジルにおいてもそれは同じです。中にはいくら付けても全く髪が増えない人もいます。実際のところ、ミノキシジルだけではフサフサな状態まで戻る方は、正直わずかな数値です。そのため、最近は自毛植毛手術をする方が増えてきています。
なお、日本皮膚科学科は男性型脱毛症診療ガイドラインにおいて、ミノキシジルやフィナステリドで満足行く効果を得られなかったときの対策として、自毛植毛を推奨しています。ですので、育毛剤がダメだったら自毛植毛というのは、それは正しい選択と言えるでしょう。
とは言え、自毛植毛のような手術をするのは怖いと感じる方もいると思います。そして、そのような方達の多くが考える薄毛対策が「カツラを被ること」です。
たしかに、カツラを自分の好みの髪型へと、短期間で変化をさせることができる大きなメリットがあります。しかし、そのメリットを抑えてしまうくらいのたくさんのデメリットもあるんですね。ですので、安易にカツラという手段を選ぶことには注意をしなくてはいけません。
以下では、カツラのデメリットについて詳しく紹介しています。かつらを被ることを考えている方は、ご覧になった上でもう一度検討をしてみてください。
かつらを装着する6つのデメリット

1.外見が明らかに不自然
カツラを装着している方は感じていなくても、周囲の人が違和感を感じているケースは多くあります。特に生え際と分け目の髪が濃く見えるため不自然になりがちです。いくら技術が進歩したといえ、現在の技術では生え際まで自然に再現することが難しいと言えます。
2.常にずれを気にしなくてはいけない
自毛でピンで止めているとはいえ、強い風や雨が降るとずれる可能性は当然あります。そのため、常にずれていないかどうかを意識する必要があります。1日中ずれていないかを気にするのは、精神的にかなりしんどい行為です。
3.維持・メンテナンス費が高い
有名メーカーのカツラは1個あたり20万円から50万円程度しますが、1個買えばそれで終了ではありません。スペアを含めて2つは買う必要がありますし、使い続ければ劣化をする消耗品のため2年に1度は買い替えが必要です。また、自毛のカットもカツラサロンの併設美容院で行うため、通常の美容院で切るよりも高くつきます。カツラを使う場合は、一生分のトータルコストは数千万円と考えた方が良いでしょう。
4.薄毛の原因になる
装着する際は自毛にピンで止めるため、自毛に対して常に負荷がかかることになります。また、頭皮は常に蒸れている状態ため、菌が繁殖することもあるでしょう。そのため、頭皮と自毛には決して良い状態とは言えません。また、「ばれるかもしれない」、「ずれていないだろうか」などの不安を常に感じますので、そのストレスにより抜け毛が増えることも考えられます。
5.運動不足になる
スポーツはカツラがずれる原因になりますので、体を動かすことに対して徐々に消極的になってきます。そのため、運動不足になられる方も多いです。運動不足は血行の悪化にもつながりますので、さらに薄毛を進行させる危険性もあります。
6.一度つけると外せない
周囲の反応が怖いため、一度つけたら一生外すことができないと言われています。一度つけたカツラを外すことは、本当に辛い決断です。付けようと検討している方は、もう2度と人前では外すことはできないと考えておいた方が良いでしょう。
以上がカツラを被る6つのデメリットとなります。
なお、冒頭でも書きましたが、カツラをかぶることを検討している方は、上記の6つのデメリットを検討した上で、それでも被る価値があるのかどうかを判断するようにしてください。今はカツラ以外にも自毛植毛のように、メンテナンス費用の不要な薄毛対策がありますからね。